Mariko Honda

TECH JUNIOR logo ロゴデザイン

概要 overview

株式会社divの子供向けプログラミング教室のサービスロゴ制作(架空案件)。クライアントの希望である「プログラミング感」と「子どもらしさ」というビジョンを盛り込みつつ、汎用性の高い抽象的なロゴに仕上げました。

  • 制作期間:3日間
  • 担当箇所:デザイン
  • 使用ツール:Illustrator
  • URL:なし

制作プロセス Process

競合分析 アイデア発散 初案作成 ブラッシュアップ

競合分析

3C分析

ロゴデザインを制作するにあたり、まずクライアントと競合とターゲット、三者の情報整理を行いました。なお競合は、人気と認知の高い、i-pallet'sと設定。現状を確認すると、クライアントの課題には「認知の低さ」、ターゲットのニーズには「環境と学習の充実・学習そのものへの楽しさ」があることがわかりました。 以上のことを踏まえ、今回のロゴデザイン制作のテーマを、「体験」「成長」「喜び」そして「達成」と設定することにいたしました。

ポジショニングマップ

ロゴデザインを制作するにあたり、競合他社のデザインを、横軸に「彩度」縦軸に「印象」と設定したポジショニングマップに当てはめました。今回は競合に設定したi-pallet'sよりも親しみやすく、かつ適度に彩度を抜いた、落ち着きや安心感のあるデザインを狙いました。

アイデア発散

ウェビング

キーワード抽出

TECH JUNIORを直接的に表現しているワードを選びました。直接的なワードはシンボルマークのデザイン案に活かし、見た目にもわかりやすくし、プログラミング学習を実際に体験しながら成長し、達成する喜びを得られる。これらの印象を決定づける指針にしました。

ラフスケッチ

ウェビングのキーワードを元に、ロゴのラフスケッチを描いていきます。各キーワードについて、モチーフを考え、それを形にして抽象化したり、組み合わせたりしながら様々な可能性を模索していきます。ラフスケッチを100案程度描いたら、実際のデザインに落とし込んでいきます。

初案作成

A案

B案

C案

ブラッシュアップ

大まかなデザインは変えず、より汎用性を上げるためにロゴデザインを抽象化しました。また既存ロゴとのバランスを考え、シンボルマークとロゴタイプの大きさを調整。配色も3色以内に抑え、クライアントの他サービスとの統一性を考慮しブルーとイエローのカラーをチョイスしました。

最終的な制作物

ロゴ制作の基本である「シンプルであること」と「抽象的なデザインであること」について、実際に制作をしながら学ぶことができました。クライアントの要望や、既存ロゴ、ユーザー視点など、配慮すべきことが複数あり、それをデザインに落とし込むのに苦労しました。「やりたいデザインをやる」のではなく、「クライアントとユーザーを繋ぐデザインを作る」視点が重要であることを身をもって知る課題となりました。 今後もその姿勢を崩さず、デザインに取り組んでいきたいと思います。

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